町を歩いていると交差点に信号があります。同じように港にも信号があるのをご存知でしょうか?
横浜港には3箇所の信号所があり、我が家からも良く見えます。
1.本牧信号所(本牧D突堤)
2.大黒信号所(大黒町)
3.内港信号所(海岸通り第二合同庁舎屋上)
全体をまとめているのが、本牧信号所(横浜港内交通管制室)になります。
内港信号所は大桟橋からも良く見えますので、気づいた方もあるかもしれませんね。
写真中央のビルの屋上に設置された電光板に「F」というアルファベットが表示されているのが見えると思います。これが船の信号ですね。通常は「F」が表示されているのですが、時々別の表示に切り替わることがあります。たとえば下の写真では「O」が表示されていますね。
横浜港の信号システムに関してはここのリンクに詳しく解説されています。
信号は各信号所の電光文字式信号板により「I]、「O]、「F]、「X]のアルファベット文字で行っていて、全部で下記の種類があります。
Iの文字の点滅 - 入航してよい。総トン数500トン以上は出航禁止。
Oの文字の点滅 - 出航してよい。総トン数500トン以上は入航禁止。
Fの文字の点滅 - 総トン数15,000トン未満の船は入出航してよい。
Xの文字及びIの文字の交互点滅 - まもなくIの点滅に切り替わる。航路内の船は航行してよい。
Xの文字及びOの文字の交互点滅 - まもなくOの点滅に切り替わる。航路内の船は航行してよい。
Xの文字及びFの文字の交互点滅 - まもなくFの点滅に切り替わる。航路内の船は航行してよい。
Xの文字の点滅 - まもなくXの点灯に切り替わる。航路内の船は航行してよい。
Xの文字の点灯 - 指示された船以外は入出航禁止。
通常は一番汎用性の高い「F」表示で、大型船の出入りのときだけ「I」や「O」に切り替わりますが、切り替わりの中間として、「X*」というパターンが出てきます。
意外と知られていないのですが、こういった形で港の安全な航行が管理されているんですね。
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