2010年5月31日月曜日

港の信号

町を歩いていると交差点に信号があります。同じように港にも信号があるのをご存知でしょうか?
横浜港には3箇所の信号所があり、我が家からも良く見えます。
 1.本牧信号所(本牧D突堤)
 2.大黒信号所(大黒町)
 3.内港信号所(海岸通り第二合同庁舎屋上)
全体をまとめているのが、本牧信号所(横浜港内交通管制室)になります。

内港信号所は大桟橋からも良く見えますので、気づいた方もあるかもしれませんね。

写真中央のビルの屋上に設置された電光板に「F」というアルファベットが表示されているのが見えると思います。これが船の信号ですね。通常は「F」が表示されているのですが、時々別の表示に切り替わることがあります。たとえば下の写真では「O」が表示されていますね。


信号は各信号所の電光文字式信号板により「I]、「O]、「F]、「X]のアルファベット文字で行っていて、全部で下記の種類があります。

  •  Iの文字の点滅 - 入航してよい。総トン数500トン以上は出航禁止。

  • Oの文字の点滅 - 出航してよい。総トン数500トン以上は入航禁止。

  • Fの文字の点滅 - 総トン数15,000トン未満の船は入出航してよい。

  • Xの文字及びIの文字の交互点滅 - まもなくIの点滅に切り替わる。航路内の船は航行してよい。

  • Xの文字及びOの文字の交互点滅 - まもなくOの点滅に切り替わる。航路内の船は航行してよい。

  • Xの文字及びFの文字の交互点滅 - まもなくFの点滅に切り替わる。航路内の船は航行してよい。

  • Xの文字の点滅 - まもなくXの点灯に切り替わる。航路内の船は航行してよい。

  • Xの文字の点灯 - 指示された船以外は入出航禁止。
通常は一番汎用性の高い「F」表示で、大型船の出入りのときだけ「I」や「O」に切り替わりますが、切り替わりの中間として、「X*」というパターンが出てきます。

意外と知られていないのですが、こういった形で港の安全な航行が管理されているんですね。

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