前回ピンボールの事をいろいろと書いたのですが、ちょっと続きを..
ピンボールというと過去のゲームのイメージが強かったのですが、調べてみると、まだ現役で生産しているメーカーが米国に3社存在しているようです。
Stern
Jersey Jack Pinball
Spooky Pinball
Sternは老舗なので知ってしましたが、あとの2社は初耳でした。 Sternは現役機種が9機種、Jersey Jackは2機種、Spooky Pinballは1機種。会社の規模も製品の出来栄えもこの順番のようです。最後のSpooky社は家族経営のこじんまりとした会社のようです。
この他の撤退してしまったメーカーのリストはWikipediaの該当ページに掲載されています。なんだか知らないメーカーもずいぶんあったのですね。またピンボール台のリストもこちらにまとめられています。リストからリンクが張られている台はさらに詳細がまとめられていますね。米国人のピンボールに対する深い愛情を感じます。
ところで、全米のあちこちにあるピンボール博物館のような施設があり、コンディションの良いピンボールが置かれているので、古いマシンの供給側はどうなっているのかと思い、ちょっと調べてみたのですが、こんな会社を見つけました。
TNT Amusements
この会社はTodd Tuckeyというおっさんが1980年代に始めた会社で、各種のアーケードゲームをレストアして主に家庭用に販売しています。Youtubeにこの会社の映像が1,000本以上、上がっていて、 非常に参考になります。映像の中でToddがピンボールをプレイする場面が何度も出てきますが、さすがに上手いですね。思わず感心してしまいます。
この映像は昔JJも良く遊んだKISSという台を紹介していますが、レストア工場の様子なども垣間見ることができて興味深いですね。盤上のランプは全てLEDに交換されて、パーツなども動作するものをかき集めて完成させるようです。よく言われるニコイチ修理(2台から部品をかき集めて完動品を一台作るような)みたいなことをやっているようです。
Toddがピンボール博物館の一つを訪れて紹介する映像もありました。これはNew JerseyにあるSilverball Museumという施設で、海岸べりにあるAsbury Parkという公園にあるようです。アメリカだと良くビーチに遊園地とかゲームセンターのような施設があったりしますね。New YorkのCony Islandなんかも有名ですね。
では最後にピンボールの魔術師(Pinball Wizard)の映像でお別れしましょう。これは1975年のケン・ラッセル監督の映画「TOMMY」で使われた曲で、The WhoとElton Johnが歌っています。映像の中で変な格好をして歌っているのが、Elton John扮するピンボールの魔術師です。まあ、若いですね。40年前ですからね。
この当時はこういった形式のロック・オペラというのが流行っていろいろと作られました。監督のケン・ラッセルも割と好きだったのですが、2011年にお亡くなりになりましたね。
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