2010年1月3日日曜日

箱根駅伝復路レポート第9区

毎年正月は箱根駅伝(正式には「東京箱根間往復大学駅伝競走」といいます)で盛り上がりますね。JJは第2区/第9区の走路近くに住んでいますので、毎年往路・復路とも応援に出かけます。


観戦地点に近づく中継車

1920年(大正9年)に始まった箱根駅伝は歴史のある競技であると同時に、つくずく大変だなと思います。コースは東海道に沿って大手町から箱根までの片道約109Km。途中は平坦ではなく、かなりのアップダウンがあります。特に往路最後の5区と復路最初の6区は小田原・箱根間の標高差864mを水平距離約20Kmで駆け上り駆け下ります。これだけ変化に富んだコース往復217.9Kmを10名の選手が襷をつなぎます。10名の長距離選手(予選会出場の条件として10000m走35分以内か5000m走17分以内のどちらかを作った選手を補欠も含めて10人以上確保)をそろえ、この時期に合わせてコンディション作りを行うのは至難の業ではないかと思います。

JJが駅伝を見に行くときは、往路の場合は鶴見中継所を過ぎるあたりにいそいそと支度をして出かけます。花の二区と呼ばれるとおり、毎年エース級の選手が投入されますので見ものではありますが、いかんせん第2区はそれほど差が開いているわけでもなく、選手も後半の権太坂や戸塚中継所手前の坂に備えて、前半はセーブしていることもあり、割とダンゴ状態で通過していきます。その中でも特に目立つのが、俊足の黒人ランナーで、昨年と今年は日大のダニエル、以前は山梨学院大のモグスとかモカンバなど、黒い弾丸のようにJJの前を駆け抜けていきました。まあ、往路は最近では、やはり5区の山登りに迫力を感じますね。東洋大柏原選手の二年連続区間新記録達成はすばらしいものでした。


2005年第81回大会で2区を疾走する山梨学院大のモグス。
まるで「黒い弾丸」のようでした。この時の区間賞をマーク。

一方復路のほうは、先頭が保土ヶ谷の交差点に差し掛かる頃に出かけます。9区に至ると先頭から最後尾まで20分差くらい、ばらけて来ており、またチームの順位が見えてきているので、何か観ていて選手の必死さを感じます。9区での順位入れ替えも総合順位に響いてきますので、みな必死です。今年は往路優勝の東洋大の工藤選手が2位に5分の差をつけてトップで9区に入ってきました。


9区をトップで疾走する東洋大学工藤選手の勇姿。
神奈川公園前で撮影

工藤選手は快調に飛ばしているといった感じですね。9区の方は選手が歩道に近いところを走るので、なかなか撮影しにくいのですが、選手の力走を撮影したのが何枚かありますので、ご紹介しましょう。


明治大学遠藤選手の力走。


法政大学福島選手の力走。

復路も最後尾には解除車と書かれたパトカーの後から、自転車軍団が付いていきます。往路よりも数は少ない感じですが、自転車に混ざってバイクも見られますね。
ちょっと危なっかしいなあと思います。

JJの出身大学が出場していると応援にももっと身が入るのですが、あんまりこういうのは得意ではないみたいで、それでも過去1回出場したことがあるようですが、最近はさっぱりですね。今後、是非がんばってもらいたいものです。

駅伝の中継車とか中継システムに関して、お友達のハリーさんが詳しくブログに書いていますので、興味があればこちらのリンクもご覧になってください。写真はJJが提供しておりますので、一部重複します。予めご了承ください。

たくさんの感動をもらった今年の第86回箱根駅伝は東洋大学の優勝で幕を下ろしました。箱根駅伝が終わると三が日も終わり。そろそろ職場復帰(大げさか?)に向けて調整(主に体重面での調整ですが...( ̄Д ̄;; )を始めます。

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