現場は宮城・金華山の東南東約1200キロの太平洋上。 2人は通報直後にヨットを放棄し、救命ボートに移乗。海上自衛隊の救難飛行艇が相次いで出動し、2機目が午後6時15分ごろ、現場海域で2人を救助、神奈川県の海自厚木基地へ向かいました。
当初は23日に巡視船が到着という予定でしたが、どうも海上自衛隊が出動、前回のブログに書いた最新鋭の救難飛行艇US-2が出動し、救助に当たったおかげで漂流の11時間で済み、スピーディーな救助が行われたようです。
救助後の記者会見の映像(リンク先消されるかもしれませんがUS-2の勇姿も映っています)。いつも「生意気」なコメントを投げかける辛坊氏もさすがに殊勝な言葉で感謝を表していました。いままで、こういった場面に対し、「自己責任」「税金の無駄」のような上から目線のコメントを繰り返していた氏の価値観はこの事件を機に大きく変わることと思われます。
それにしても3~4メートルの荒波に着水し、救助活動を成し遂げたUS-2の威力は素晴らしいですね。 日本は海洋国家で領海と排他的経済水域を合わせた面積は4,479,358 km²で世界でも第6位です。US-2はもっと増備してもよいかもしれませんね。
7時35分 | 宮城県沖合1200キロ海上(北緯32度58分、東経152度49分)のエオラス号辛坊氏から | |
「右舷から浸水している」と事務局に電話連絡。同時にポンプで排水作業を試みる。 | ||
7時41分 | 事務局から海上保安庁に救助要請。 | |
8時01分 | 辛坊氏から電話「ポンプでの排水が追い付かない。船体放棄しかない。2人は大丈夫。」 | |
2人がエオラス号から脱出し、ライフラフト(救命ボート)に避難。 | ||
8時40分 | 第二管区海上保安本部から海上自衛隊厚木基地に災害派遣要請。 | |
9時50分 | 辛坊氏と事務局が電話で連絡「北緯32度58分、東経152度49分。 | |
波の高さは2~3m。2人はけががなく元気。」 | ||
11時44分 | 海上保安庁航空機(LAJ500)が現場海域に到着し、ライフラフトを発見し交信。2人の無事を確認。 | |
12時30分 | 海上自衛隊航空機(US2)が救助のため厚木基地を出発。 | |
14時すぎ | US2が現場に到着。海上着水を試みる。 | |
15時 | US2は海上模様から着水が困難なため厚木基地へ引き返す。 | |
気象状況は南西の風約15m/秒、波の高さ約4m | ||
海上自衛隊の別のUS2が厚木基地から現場に向け出発。 | ||
17時53分 | US2が現場に到着し海上着水。 | |
18時14分 | 2人を救出し、US2機内に収容 | |
22時31分 | 辛坊治郎氏、岩本光弘氏を乗せた海上自衛隊の航空機(US2)が厚木基地に到着しました。 |
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