2018年9月2日日曜日

江戸の面影・十二社の池(その4)

十二社の池の連投はもう辞めようと思いましたが、「東京時層地図」という非常に面白いアプリを見つけてしまい、十二社の池の過去の航空写真が取れましたので、もう一回記事にします。
一枚目は昭和11年ごろの写真です。下池はもう見えませんが、上池はまだ大きな形で残っているのが分かります。右側には淀橋浄水場が映っています。
二枚目は昭和20年から25年にかけて、終戦直後の航空写真ですね。上池は全体の大きさはさほど変わらないものの、途中に東西にわたる橋のようなものが架かっているように見受けられます。
三枚目は昭和36年から39年にかけてで、池はだいぶ小さくなってしまっています。池の下側にある大きな四角い長方形の建物は、初代の新宿十二社天然温泉と思われます。また、何回か登場した下の写真はこの頃に撮影されたのではないかと思われます。
そして..
上の写真は昭和49年から53年にかけて撮影されたもので、池は完全に埋め立てられてしまっています。また浄水場もなくなり、新宿中央公園が造成されており、現代に近くなっています。
そして(ちょっと時代は飛びますが)現在の写真です。とってつけた感のあった新宿中央公園の木々も、50年の歳月を経て立派な森に育っていますね。

その4まで続きましたが、十二社の池もそろそろネタ切れ、このくらいで完結にしておこうと思います。

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